歯根部分に異常があるのでは?
目の下に傷ができ、そこから持続的に膿が出ている場合は、穴のある側の上顎第4小臼歯の歯根に異常があると考えられます。歯を抜いた後に、膿が出るようになったのだとすれば、抜歯後、歯根部分に何か異常が起きた可能性があります。歯根が残っていたり、歯根周囲の歯槽(歯を支えている土台の組織)に腫瘍があったりすることも考えられます。
進行性の場合は、口腔内の扁平上皮癌や悪性黒色腫の可能性もあります。しかし、2年間という長期にわたり、浸出液が出ているにもかかわらず、顔かたちに変化がないのであれば、悪性腫瘍の可能性は低いと思います。
動物病院で再検査を!
いずれにしても、動物病院で、頭部をレントゲン撮影し、抜歯した歯の根が残っていないか、周辺の骨が溶けていないか、第4小臼歯の歯根膿疱になっていないか、確認してもらってください。レントゲン検査ではっきり見えないときには、歯科レントゲンや大学機関などでのCT検査を行う場合もあります。骨の融解像が見られるときには、麻酔をかけ、この部分の一部をとって、病理検査を行う必要があるでしょう。慢性感染であれば、この原因を取り除き、穴を塞ぐ手術を行います。腫瘍の場合には、上顎骨の部分的な摘出手術と放射線療法を併せて行います。
とにかく一刻も早く、動物病院で再検査を受けることをおすすめします。
