毎日の歯磨きで歯石予防を
ガムをかんで、歯ぐきから出血するのは、歯ぐきが弱り、簡単に傷つくようになっているからでしょう。ガムを与えるなどして、口の中の衛生には気を使っていらっしゃるので、歯石の付着程度は軽度だと思いますが、歯磨きは毎日行っていらっしゃいますか。歯石がついてから歯科治療を受けるのではなく、つかないように予防するのが一番の健康管理法です。
犬も人間同様、毎日食事をしているので、できれば歯は毎日磨いてあげたいものです。磨くときは、小児用や犬用の歯ブラシを使用し、歯の外側からブラッシングをします。可能ならば、口を開けて、内側も磨いてください。唾液腺の開口部が、上顎の一番大きな歯(第4小臼歯)の上にあるので、この部分はとくに念入りにブラッシングをしましょう。
歯石の付着が少量ならば、「T/D」という歯磨き効果のあるドライフードもおすすめです。大きなドライフードを飲み込むくせがなく、歯槽膿漏など炎症性の病気がなければ、このフードを週2〜3回与えるだけでも、歯はきれいになります。
ついてしまったら、動物病院で除去
ただし、すでについてしまった歯石は、動物病院で取り除くのが、もっとも望ましい方法です。自宅でハンドスケーリングをする方もいらっしゃいますが、スケーラーを使用した後は、歯の表面が傷つき、凸凹になるので、研磨剤を含んだ歯磨きペーストで磨く必要があります。また、神経のある歯の表面を無麻酔でスケーリングすると、痛みもありますので、麻酔をして治療をする方が、動物にとってもよいと考えられます。
動物病院で、麻酔を使って処置をすれば、歯石を細部にわたって除去し、歯の表面を研磨することができるので、処置後、歯の表面はなめらかで、すぐに歯石がつくこともありません。
ご相談者は、麻酔をすることに不安を感じていらっしゃるようですが、全身の健康チェックを行ってからの麻酔であれば、心配することはありません。もう一度、かかりつけの先生と相談してみましょう
