性成熟期を迎えると‥‥
子犬や若い犬の場合は、見知らぬ場所での排泄を我慢します。しかしほとんどのワンちゃんは、性成熟期を迎えると、他の犬の排泄跡の匂いを嗅いで、その上に排泄するようになり、自然と外で排泄するようになります。
外で排泄する習慣ができると、今度は室内では排泄しなくなってしまうことが多く、逆にそちらが問題となります。なぜなら豪雨や台風の日、飼い主が体調が悪くて寝込んでいるときにも、排泄のためだけに散歩に連れて行かなければならなくなるからです。
この子の場合も、自然と外で排泄するようになると思いますが、同時に号令で排泄するトレーニングをしておくと、とても便利です。
排泄を号令でできるようにトレーニングしましょう
マーキング行動を行うことからもわかるように、犬は排泄をある程度自分でコントロールできる動物です。このことは、「うまくトレーニングすれば、排泄も号令でさせられる」ということになります。
これができれば、他人に迷惑をかけないばかりでなく、外出中、排泄の心配をしたり、体調が悪い時や天気が悪い時でも、排泄のためだけに遠くに行く必要がないので、飼い主自身もとても助かります。多少時間がかかりますが、あきらめず根気よく取り組んでください。
ステップ1.排泄に「ピーピー」などの号令をつける
まず犬の排泄行動と特定の号令を結びつけるために、普段から犬が排泄しているときに号令をかけます。どんな場所でも目の前でオシッコやウンチをし始めた瞬間(実際に排泄している間)に、毎回「ピーピー」などと声をかけ、終わるやいなや褒めて好物を与えます。これは単純に、排泄行為と号令と好物を結びつける作業です。
ステップ2.号令に従って排泄させる
排泄しそうな時間帯(排泄することがあらかじめわかっている時)に、いつものトイレに連れていき、「ピーピー」と号令をかけます。排泄したらすぐに褒めて好物を与えます。号令の後に排泄したので、これで号令に従って排泄し、好物を獲得したという形になります。犬が号令を覚え、排泄の後の好物を予測するようになるまで続けます。
ステップ3.トイレ以外の場所でも練習してみる
ステップ2を慣れたトイレの場所だけでなく、少しずつ違った場所でできるように練習します。いきなり場所を変えるのではなく、慣れた場所から少しだけ移動するなどして、成功の回数を増やしましょう。うまく行かない場合には一旦家に戻り、また少し時間が経ってから、トイレにしたい場所につれていってやってみましょう。成功したら褒めて、好物を与えたり、おもちゃで遊んだり、お散歩に出かけるなど、ワンちゃんが喜ぶことをしてあげましょう。
ステップ4.外出前に号令で排泄させる
外出前に必ず号令でトイレや庭の一部などで排泄させてから出かけるようにします。これができるようになると、知人宅に出かけたり、車で遠出する時など、適当な排泄場所が見つからない場合などにもとても助かります。また外出先では頃合を見て、人に迷惑をかけない場所へ連れていき、号令をかけて排泄させるようにしましょう。
