触られることに慣れていないのでは?
子犬の時には、母犬が排泄を促したり身体を清潔に保つために舐めたりします。子犬はお腹を見せて、いわゆる服従の姿勢で母犬に身を任せます。この頃から人間が子犬をこまめにやさしく触るようにすれば、犬は人に触れられることに慣れていきます。また、飼い主さんの家に行った後も、できるだけ子犬のうちから引き続き、体中を触る習慣を続けておくことで、成犬になっても触れられることに拒絶反応を起こさなくなります。
しかし、幼い頃に人に触れられることに慣らしていないと、触れられることに不安を感じて攻撃的になる場合があります。特に子犬を大量生産しているような場所で生まれた子犬は、人の手に慣れていないために、このような問題を起こす頻度が高くなると言われています。
トレーニングには細心の注意が必要
また、たとえ触られることに慣らしていても、触られることで不快感や痛みを感じた経験があると、触られることを嫌がるようになる場合もあります。たとえば、抱いていて落としてしまったというような場合には、抱かれることを嫌がるようになることがあります。たとえ思い当たるような出来事がなくても、我々の身体の20分の1ぐらいの大きさしかない超小型犬ですから、我々が悪気がなしに怖い思い、痛い思いをさせてしまう可能性はあるでしょう。
好物などを使いながら、少しずつ慣らしていく
すでに2歳のじゅんくんを触ることに慣らすのにはかなり根気が必要ですが、不可能ではありません。まず今後いっさい怖い思いをさせたり、痛い思いをさせたりしないように十分な注意が必要です。毎日少しずつ好物を与えながら、そっとやさしく触れる練習をしてください。
じゅんくんが触れられることが気持ちいいことであると感じるように、ゆったりとした気分で行ってください。最初は嫌がる部位は避け、嫌がらない部分から徐々に慣らします。まず好物に集中させながら、そっと触れるようにします。じゅんくんの様子をよく観察しながら、気持ちよく触れるようにしてください。やがて触れられることに抵抗がなくなれば、好物は食べながらではなく、側においておき、抵抗なく触らせてくれたら、ご褒美として与えます。触れられることを楽しむようになればご褒美は必要なくなるでしょう。
