飼い主がいると、吠える

10カ月のミニチュアダックスです。もともとあまり吠える犬ではないのですが、私と一緒にいると、他の人(家族)に向かって、ものすごい勢いで吠えかかります。部屋の外を父が通るだけでも、声が聞こえただけでも吠えています。子供たちを保育園に連れて行くとき、一緒に連れて行くのですが、他の園児にも吠えかかります。私の母親が連れて行くときは“ワン”も言わず、いい子でちっとも吠えないそうです。特にかみついて危害を加えるわけではないのですが、私といると吠えることが多いのです。

村上美代子

アドバイス

吠えることは、ダックスの仕事

 もともとダックスは、吠えることを目的に作り出された犬です。猟犬として働く場合はよいのですが、我々がペットとして飼うためには、この特徴が問題となることが多いのです。したがって、そのような特性のある犬であることを理解した上で、できるだけその才能を伸ばさないように注意する必要があります。

飼い主さんの対応が、問題を悪化させていることも

 村上さんと一緒のときだけ吠えるのには、さまざまな理由が考えられ、実際の状況を見てみないとはっきりしませんが、そのときのお茶くみさんの対応がひとつの要因である可能性もあります。大声を出してやめさせようとしているつもりが、逆に煽り立てているということもあります。また、吠えるのをやめさせようとして、撫でたり抱いたりすることが、逆にご褒美になってしまう場合もあります。

吠えていないときにご褒美をあげる

 好物を用意し、吠えていないとき(吠える前や吠えた後でも落ち着いて号令にしたがったときなど)にあげるようにしてください。他の家族の方に号令をかけてもらい、号令にしたがったら、好物を与えるというようなトレーニングをしていただくのもよいでしょう。
 また、保育園で園児に吠えかかるとのことですが、どのような状況でしょうか? 子供たちがハルちゃんに大声を出して、急に近づいたり触ったりするようなことがあれば、今後、咬傷事故などが起こる危険性もあるので、十分に注意が必要でしょう。
 子供たちに急に近づかないように注意し、少し離れた場所から好物を投げてもらうか、吠えなければ村上さんが褒めて好物をあげるようにしてもよいでしょう。吠えた直後にご褒美をあげてしまうと、問題が悪化する場合がありますので、吠えていないとき(吠える前、あるいは落ち着いたとき)にあげるようにしてください。